修士課程入学試験詳細

■修士課程入学試験
日程
2009(平成21)年度4月入学及び2008(平成20)年度10月入学修士課程入学試験の日程は、以下の通りです。
募集要項の公表・配布  2008(平成20)年5月9日(金)
出願期間  2008(平成20)年6月16日(月)~20日(金)
試験期日
 口述試験  2008(平成20)年7月30日(水)
 筆答試験  2008(平成20)年8月18日(月)・19日(火)
 口頭試問  2008(平成20)年8月25日(月)
※  日程については、2008(平成20)年5月9日(金)に東京工業大学入試課で配布予定の募集要項でご確認ください。
※  受験を希望する人は、出願前に、希望指導教員にご相談ください。
試験内容
入学選抜は、 『口述試験』 及び 『筆答試験』 により行います。

志願者それぞれが、『口述試験』又は『筆答試験』のいずれの受験になるかについては、入学志願票、成績証明書及び志望理由書によって専攻が選考し、受験票の発送時に通知します。出願者は選択できません。
・  『口述試験』 では、口述試験(面接試験)、成績証明書及び志望理由書によって合格者を決定します。
・  『筆答試験』 では、筆答試験(筆記試験)、口頭試問(面接試験)、成績証明書及び志望理由書によって合格者を決定します。
面接試験
口述試験と口頭試問での 面接試験 は、志願者一人あたり、最長30分程度で行います。はじめの10分程度で、志願者に、志望理由、学習・研究計画、将来の進路などについてプレゼンテーションしていただきます。

以下の項目を参考にし、また、各項目の間の関係・つながりがわかりやすいプレゼンテーションとなるよう、内容や資料などを事前に十分に準備してください。もちろん、項目を適宜入れ替えるなど、わかりやすいプレゼンテーションになるよう工夫して頂いて結構です。プレゼンテーションの後、質疑応答を行います。

1.これまでの活動について
 (たとえば、これまでにやってきた学習研究内容や、卒業論文等のタイトル・内容など)
2.学習・研究の動機について
 (たとえば、希望の学習研究をやりたい理由やその意義など)
3.学習研究内容について
 (たとえば、希望学習研究の具体的な内容、学習研究のスケジュール、学習研究の目標など)
4.進路について
 (たとえば、修了後の進路、進路選択の理由など)

面接試験の際には、志願者は、下記の2つの方法で資料等を提示できます。
(1) 書画カメラによる投影
紙に書かれたものあるいはOHPシートなどを装置に載せて、スクリーンに投影する方法です。
(2) プリントの配布
プリントは事前に5部準備してください。原版しか用意できない場合には、当日、専攻事務室(西9号館7階714号室)に申し出ればコピーできます。この場合は、コピー所要時間を見積もって、当日早めにお申し出ください。

上記の2つの方法の併用も可能です。(1)における紙のサイズはA4,紙の向きは横を推奨します。
筆記試験
筆答試験での 筆記試験 は、専門科目と外国語科目からなります。
専門科目は理系(I、II)と文系(I、II)の科目に分かれて出題されます(下記、専門科目一覧表を参照してください)。
この科目から文系・理系にかかわらず2問を選択して解答してください。
専門科目一覧表
科目名 解答方法 出題分野 出題範囲・参考書
理系 I 微分積分学と線形代数学の出題にすべて解答する。 微分積分学 数列、収束、級数、極限、連続性、微分、積分、偏微分、重積分、微分方程式など。
参考書:サイエンスライブラリー数学演習=3『演習 微分積分』(サイエンス社)、マグロウヒル大学演習『微積分』(オーム社)、『理工系の微分積分学』(学術図書出版社)など。
線形代数学 実数の範囲。ベクトル、線形写像、行列と行列式、固有値と固有ベクトル、行列の標準化など。参考書:サイエンスライブラリー数学演習=2『演習 線形代数』(サイエンス社)、マグロウヒル大学演習『線形代数』(オーム社)、『線形代数入門』(岩波書店)など。
理系 II 集合と位相あるいはORと意思決定のうち1つを選択し解答する。 集合と位相 集合、写像、関係、順序、グラフ理論、代数系、命題計算、ブール代数、および距離空間、位相空間の基本的な性質。参考書:数学シリーズ『集合と位相』(裳華房)、マグロウヒル大学演習『離散数学』(オーム社)など。
意思決定の数理 意思決定の数理に関する基礎的能力を問う。参考書:宮川公男『意思決定論』(中央経済社)、高原他『経営システム』(日刊工業新聞社)、高原他『経営・情報のための数学入門』(日刊工業新聞社)など。
文系 I 1000字程度で論述する。 論文 価値と意思決定に関するテーマについて論述する。
文系 II 以下の1つを選択し、1000字程度で論述する。 経済学 ミクロ経済学の基礎理論に関する問題。参考書:『ミクロ経済学』(新世社)、『入門・ミクロ経済学』(有斐閣)。
芸術学 日本および東洋の美術史に関する知識と理解を問う。様式や図像という美術史の基礎的方法論とともに、作品・作家の存立を支える政治・経済・宗教などの社会的背景に対する歴史的な視野を広げておくことが求められる。
社会学 社会の仕組みを解くための概念と理論の枠組みに関する理解を求める。ブルーム他『社会学』(ハーベスト社)、ギデンズ『社会学』(而立書房)などに目を通しておくとよい。
心理学 概論レベルの内容、概念について基礎的な理解を得ておくこと。関連分野である、認知科学、人工知能、言語学、精神保健学、健康社会学などのうちから少なくとも1つの分野についても概説的な学習を行い、知識に広がりと深みを得ておくことが望ましい。
政治学 政治学(政治理論、政治理論史、現代日本政治、日欧米の政治史)や国際政治学の基本的な概念と理論について解説した標準的な教科書を一通り通読し、専攻予定分野については一定の理解に達していること。
哲学 環境や生命、情報など現代の諸問題の根底にある価値の問題について思索を深めておくこと。
文学 文学と社会や文化・歴史との関わりについて様々な観点からよく考えておくこと。
文化人類学 文化的な視点から柔軟な発想を身につけておいてほしいが、文化人類学の入門書や基礎文献も読んでおくことが望ましい。
法学 民法や民事訴訟に関連した問題を出題する。
外国語科目には英語と日本語があります。英語は志願者全員が、日本語は外国人留学生全員が受験してください。
なお、英語については、外部試験(TOEIC, TOEFL(PBT), コンピュータTOEFL(CBT),TOEFL-iBT )の成績証明書の提出により受験に代えることができます。その場合、外部試験の成績は、一定の基準で筆答試験の得点として換算されます。換算の目安は、以下の表をご覧ください。なお、TOEFL-ITP及びTOEIC-IP等の団体特別受験制度による利用はできません。
換算の目安
TOEIC TOEFL(PBT) TOEFL(CBT) TOEFL-iBT VALDES英語得点(50点満点)
 850  592  244  97  約50点
 725  548  211  78  約40点
 600  504  177  63  約30点
 500  470  150  52  約20点

外部試験のスコアシートは必ず出願時に他の出願書類と一緒に提出してください。提出するスコアシートは 原本でもコピーでも構いませんが、コピーを提出した場合には専門科目の筆答試験の際に原本を持参し、 確認を受けてください。願書提出期限から過去5年間のスコアが有効です。



過去問題
過去3年間の専門科目の問題は、以下よりダウンロード可能です。

平成20年度専門科目(PDFファイル)
平成19年度専門科目(PDFファイル)
平成18年度専門科目(PDFファイル)

外国語科目(英語のみ)の問題は、価値システム事務室にて配布しておりますので,お問い合わせください。
10月入学
詳しくは、2008(平成20)年5月9日(金)に東京工業大学入試課で配布予定の募集要項を参照してください。

※出願資格、願書受付、出願書類等、合格者発表についてなど、詳しくは、2008(平成20)年5月9日(金)に東京工業大学入試課で配布予定の募集要項を参照してください。

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