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Yasunori Kotani, PhD


東京工業大学 環境・社会理工学院 社会・人間科学系

リベラルアーツ研究教育院

小谷研究室(自称:身心相関研究室)へようこそ


小谷研の研究でわかってきたこと

   「しかるな、褒めろ、コミットさせろ」

 
 

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2026年度入学に向けて(2025年度入学の受験希望者で5月以降に小谷研にコンタクトをとる場合は出願までの時間が限られ、研究に関する相談の時間が無いために非常に難しい状況であることを理解してください)>

小谷研究室は、2024年4月からスタートした新しい研究室です。学生は4名が4月から在籍しています。全員、脳研究未経験者です。女子枠あありませんが、4名の学生のうち2名は女性です。

 受験希望者は必ず事前(できれば3月中に・遅くとも出願締め切りの2ヶ月前までに)に小谷に連絡をとるようにして下さい(連絡先は、上記のAbout Meから)。特に英語の外部テストの実施回数が少ないので、早めに英語の外部テストを受けて下さい。


小谷研を受験する場合、脳研究未経験者でも可能ですが、以下の「いずれか」の知識が必要になります。

・人間の体に関する知識(身体科学・スポーツ科学)

・または、人間の心に関する知識(心理学)

・または、プログラミング(特にMatlab)に関する初歩的知識(工学等)

・または、生物に関する知識(理学)

・または、何も知識が無いがやる気だけは誰にも負けないという自負(この様な方はできるだけ早くコンタクトをとってください。また、この場合ある程度の学力・英語力が必要になります。)


 脳研究未経験の受験希望者は、個別に研究に関する相談会に参加して頂き、小谷研の研究内容で問題ないかお互いに確認する作業を複数回行う場合があります(そのためある程度の期間が出願までに必要になります)。

 とくに工学・理学出身者の方は、「人間のデータは、1+1が2にならない。ばらつきがある。」という原則が許容できることが重要になります。残念ながら、さっと実験して、さっと分析して、すぐにきれいなデータが出るということはありません。脳研究の場合、「砂金探し(多くのノイズの中から小さな信号を抽出する)」に近いような作業になります。


日本語について:授業・ゼミ・実験等はすべて日本語で行います。また、実験実施の際に参加者に実験の安全性・危険性などについて詳しい説明を行う必要があるため、ネイティブなみの高い日本語の能力が必要になります。


小谷研での研究テーマは

「身体と心と脳の関係を明らかにする(身心相関を明らかにする)」

ことです(「体の健康は、脳と心の健康につながるよ」ということ)。

 私たちの心はその日の体調によって大きく左右されます。逆に心が落ち込んでいる場合には、身体を整えることによって心が整ってくることもあります(運動療法など)。心のことを考えるときに、身体から心がどのような影響を受けているかを調べることは、非常に重要な情報を私たちに提供してくれます。


 私たちの研究室では、特に心と身体を結ぶ重要な役割をしている、脳の島皮質(とうひしつ)と呼ばれる脳領域を研究のターゲットとしています。島皮質は身体からの情報を受け取ったり、脳の集中とリラックスを切り替えたり、脳の情報の流れをコントロールしたりと、非常に重要な働きをしています。その島皮質から発生しているSPNと呼ばれる脳波、fMRI、脳の血流量を測定するNIRSなどを用いて、身体が心に与える影響を調べていきます。

 興味がある方は下記サイトを読んでみてください。

「「予測」を調べると心と体の関係が見えてくる(心理学ワールド)」


 修論の研究としては、実際には以下のような具体的(詳細)なテーマで研究を行います。


(1)脳波・事象関連電位のうちStimulus-preceding negativity(SPN:刺激先行陰性電位)に関する研究

 SPN研究は人間の予測のメカニズム・心と身体の関係を調べる研究です。SPNの測定は難しいので根性が必要です(笑)。 2017-2021の5年間で発表された世界のSPNの論文のうち、約75%が小谷研のSPNの研究を引用しています。そのため、SPNは小谷研が世界をリードする研究テーマということになります(小谷研がすごいわけではなく、SPNの測定は大変な測定なのでみんながやりたがらないからです)。


(2)fMRIを用いた島皮質およびSPNの発生源に関する研究

 SPNの発生源のひとつが島皮質(とうひしつ)です。この脳部位は人間の心と身体と脳の関係を説明するために非常に興味深い脳領域になります。特に右脳の優位性と関係する脳領域で、なぜ人間にとって右脳が重要なのかを説明してくれます。


(3)NIRS(近赤外線分光法)を用いた島皮質およびSPNに関する研究

 SPNの活動をNIRSを使って捉えようとする研究です。SPNの右脳優位性をNIRSを用いて捉えることができないかについて研究します。


(4)自動車のドライバの脳活動指標測定に関する研究

 今後自動運転が普及するとドライバは操作から監視することが主なタスクとなります。そのため、運転中・自動運転監視中にドライバにどのような脳活動が発生するかを調べる研究です。この研究は、上記の(1)から(3)の研究から得られた知見を応用します。


 どの研究テーマを選ぶかは、さまざま要因(在学生の研究状況・装置の状況など)を考慮して相談会の中で決定していくことになります。


 上記の研究を通して、脳の測定技術を学び、修了後に自分が抱えているテーマに新しい環境で挑戦していくということになります。テーマ選択の自由度は必ずしも高くないことを理解してください。


「小谷研の歴史」

小谷研は、元・社会理工学研究科・人間行動システム専攻・身心相関分野・石井研究室から分派しています。その伝統を引き継ぐため「身心相関研究室」を自称しています。

「心・身」ではなく、「身・心」となっているのは、「泣くから悲しい」というジェームズ・ランゲの仮説に興味を持っているためです。興味のある方は、ジェームズ・ランゲ説、キャノン・バード説を調べてみて下さい。


関連サイト

リベラルアーツ研究教育院・小谷インタビュー

「「予測」を調べると心と体の関係が見えてくる(心理学ワールド)」

Yasunori Kotani

2024. June 12: last updated