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セミナーの様子PHOTOS & COMMENTS

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受講生の感想(2022年度前期−4月開始)


【@基盤クラス】
  • 次回展開クラスに向けこれまで学んだ事の復習等準備をしておきたい。
  • 理解力が低いので、間違った質問等をして講義を混乱させてしまい申し訳ありませんでした。日常生活では殆ど抽象的な思考をしておりませんが、コンフリクトという状況を切り口に様々な抽象的な思考を経験できて大変新鮮でいい経験ができました。
  • 猪原先生は様々な概念を非常に丁寧に説明して頂き大変勉強になりました。加藤先生はロシアウクライナ紛争の分析を開始されたとそうですが、機会があればその結果をご教示頂ければ幸いです。
  • 他の受講生の皆様も様々な角度から質問されていて、充実した時間を過ごす事が出来ました。ありがとうございました。
  • 数理的・論理的なベースが十分でない立場で、最初に資料を一読した際には、セミナー受講の選択を間違えたかな、と感じたのが正直なところでした。しかし、セミナーにおける猪原先生や加藤先生の説明、資料作成上の配慮(主体ごとの色分けなど)により、理解度を高めていただき、本当に助かりました。
  • これまで提出したサマリーからもお気づきかと思われますが、「何となく(ぼんやりと)」理解し始めている感覚というのが正直なところです。一方で、今後の展開において興味深い部分が幾つもありますので、多少の無理や頑張りを重ねて、自らの好奇心を満たしていきたいと考えております。
  • 講義内容が興味深く、あっという間に講義時間が過ぎ、私の疑問点について、予定時間を伸ばしても回答いただけることに、とても満足しています。こうした受講ができることは、私にとって望外の喜びです。
  • GMCRが最先端の研究分野であることから、参考文献の多くが論文となっています。基礎的な部分の理解を深めて次回以降の講義に臨むためにどうするかと思案しています。OR(Operations Research)がGMCRの基礎にあるのではと想定して、準備しようと考えていますが、方向性が違うようであれば、助言いただけると嬉しいです。(講師からの回答)方向性としてはORで間違っていません。ただ、ORも多様な分野からなります。GMCRの基礎にあるのは、やはり、ゲーム理論の中の非協力ゲームの分野、特に、標準形ゲームの枠組みです。標準形ゲームとグラフモデル(GMCR)の間の関係についてはB俯瞰クラスで学びます。
  • 時間が限られており、配布資料「安定性概念の間の違い(例から分かること)」1〜5ページの説明がありませんでした。次回のセッションにて、具体的な事例でGMR, SMR, SEQ, Nash, CGMR, CSMR, CSEQ, CNashのどれが当てはまるのかのご説明があると幸いです。
    (講師からの回答)詳細資料のことですね。各ページが具体例(囚人のジレンマやチキンゲーム、エルマイラのコンフリクト、など)の分析結果になっています。各具体例で、どの状態が各安定性概念における均衡になるかを表で示してあります。
  • 配布資料「安定性概念の間の違い(例から分かること)」の1ページで「囚人のジレンマ」で、なぜGMR, SMR, SEQ, Nash, CGMR, CSMR, CSEQ, CNashになるのか理解できませんでした。またエルマイラのコンフリクトで、合理分析と提携分析の違いにつては学習したのですが、具体的な状態まで識別できていません。
    (講師からの回答)各状態が各安定性概念における均衡になるかどうかは、その安定性概念の定義を満足満たすかどうかで判定します。均衡の状態がもともとのコンフリクトの状況でどういう状態に対応するのかは、コンフリクトのストーリーと対応づけながら確認していきます。
  • 今後の課題として、これから自分独自の事例を分析するにあたり、具体的な事例でGMR, SMR, SEQ, Nash, CGMR, CSMR, CSEQ, CNashが分かるようにできればと思います。繰り返し学習を続けたいと思います。
    (講師からの回答)簡単な事例であれば自分で計算や確認ができると思いますが、主体の数や状態の数が増えていくと計算機の力を借りる必要が出てきます。自分で計算してみることと計算機で確認してみることを併用するとよいと思います。


    (2022年度前期@基盤クラスにて)

【A展開クラス】
  • GMCRは分析ツールとして汎用性が高いと感じます。現実の社会問題から想像上の物語まで、多種多様なストーリーの分析事例の紹介を期待します。
  • 展開クラスにおいても、定義や定理に関する内容が多く、先生方からも丁寧に説明していただいたお陰で、「ゼロベースからの脱却」は何とか成しえたのかなと感じています。(あくまでも脱却に留まる範囲ですが)そういった状況において、ビジネス界での実践を研究論文で取り上げられている実例や、書籍のストーリーと絡めた紹介例は、理解の向上に繋がり、本当にありがたい内容でした。
  • 立花隆氏の自然科学を取り上げた著作を愛読しています。利根川進博士を取り上げた著作『精神と物質』での立花氏の考察に、科学の最先端は、論文にあるという趣旨の一文がありました。GMCRの参考文献は、すべからく論文で、得心した次第です。さらには、猪原先生の論文のうち、学会誌に掲載されたものは、まだ、平易には入手できないのですが、横浜市立中央図書館からの回答は、横浜市が理化学研究と提携している(鶴見区に研究施設を誘致しました)ので、複写依頼したという、なかなかにおもしろい進捗状況です。とはいえ、しっかりと基礎を理解(ここが一番、自分には難しいのですが)して、各論文を読み解いていきたいところです。次回のクラスも、どうぞよろしくおねがいします。
  • 「もしデラとジムが囚人のジレンマに巻き込まれたら」では、合理分析と態度分析の比較をしてRNash安定の状態を検討しましたが、これが一番理解しやすかったです。つきましては、別な事例でも同様にこの二つの分析比較があると更に納得感があるのではないかと思います。これを読んで、RGMR, RSMR, RSEQ, RNashが理解できるようになりましたので。
  • 今後の課題として、これから自分独自の事例を分析するにあたり、合理分析と態度分析の安定性の比較ができればと思います。更に繰り返し学習を続けたいと思います。


    (2022年度前期A展開クラスにて)

【B俯瞰クラス】
  • 統一モデルなどの実用的な使い方を実践クラスで学べる事を期待します。
  • 標準形ゲーム、グラフモデル、許容会議のモデルで合理的な各主体や全体の意思決定プロセスを学べたので、日常生活で様々な状況で意思決定をする際、自分をこれらのモデルの主体と考えて、相違点をチェックしてみようと思いました。毎回興味深い講義を聴講できて大変充実した時間が過ごせました。猪原先生、加藤先生ありがとうございました。
  • 基盤クラスや展開クラスでは、定義、命題、定理など、ベースの部分に多く触れ、それら一つ一つの理解、習得に時間や手間を要しました。俯瞰クラスにおいて、標準形ゲーム、会議・許容会議、統一モデル、と進んでいく中で、それまでに学んだ定義等の関係性に対する理解が少しずつ深められたように感じております。    
  • 4月からの3クラス(9セッション)をいろいろな場所で受講することになったのは、想定外でした。それでも、楽しく受講できたのは、リモート講義のメリットを十分に享受できたなというところです。このスタイルであれば、これからも学びを進めていくことができそうで、この点は収穫でした。GMCRそのものが論文ベースで解説される状況であれば、最先端の知見をもつ講師から、質問も自由に行えるこのコースは、とてもぜいたくなものだと感じ入った次第です。
  • Dropboxの参加者資料は、クラス開始の2日前ではなく、十分な事前準備ができる様に、少し早めの1週間前に入手できますと幸いです。(講師より→受講生の受入準備の都合上このタイミングでの資料提供になってしまいます。ご不便をおかけいたします。)


    (2022年度前期B俯瞰クラスにて)

【C実践クラス】
  • 新たな知見、スキルを学ぶ事が出来ました。フレームワークはツール。使ってこそ意義があと思いますので今後学んだ事を活用したいと思います。
  • 4月から受講させて頂きましたが、毎回の講義は興味深い内容で、大変勉強になりました。普段の生活では体験できない抽象的な思考を少しできたので、新鮮でした。時間のある時に、今回教えて頂いたモデルと計算式で興味のあるコンフリクトを分析してみようと思います。    
  • 最終プレゼンテーション、そのためのフレームワーク・レクチャー、いずれも大きなプレッシャーを感じながらのチャレンジでしたが、とりあえず形にした、というのが終わってみての感想です。俯瞰クラスまでのインプット中心から、実践クラスではアウトプット主体に移行しましたが、アウトプットを適切に行うためには、基盤となるインプットが持つ意味の大きさを改めて感じました。公務員として仕事をする時間だけでなく、それ以外の時間において、今回のセミナーで学んだものを活かすことができるよう、大小のチャレンジを積み重ねていきたいと思います。12回のセッションでは本当にお世話になりました。心から感謝申し上げます。
  • 仕事が忙しい中、このGMCRセミナーで集中して勉強できた達成感は、一生を通して大きな収穫です。「やればできるんだな!」との自信や、「世界最先端の分野に少しでも触れた」との喜び、「学問の深さ」への畏敬の念を同時に感じて複雑な気持ちです。でも、今は単純に無事に修了でき、みなさまに感謝して素直に喜びます。そして、明日からまた新しい挑戦を始めます。


    (2022年度前期C実践クラスにて)



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