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セミナーの様子PHOTOS & COMMENTS

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受講生の感想(2022年度後期−12月開始)


【@基盤クラス】
  • 既に難しいので実践クラスなどついていけるか不安です。
  • 合理分析、効率分析、提携分析を改めて復習し、後のグループワークに臨みたく思います。
  • 各主体の採りうる行動を図解(見える化)したり数式で表したりすることでコンフリクトの帰結が予測する手法があることに感心しました。
  • 分析の際に主体として市民などの行動が定まらない存在について考える際に、どの程度分割して分析することが多いのか疑問に思いました。例えば、年代によって行動はある程度一致するとして分割するなどです。勿論、問題によって変わることは承知していますが、一般論としてどのようにクラスタリングされるか伺うことができればと思います。
    (→ 担当講師からの回答)
    GMCRのフレームワークでは、1つのコンフリクトを主体、状態、状態遷移、選好の4つの成分で表現します。
    このうち主体の分類に関わるのは状態遷移と選好の2つですので、この2つを軸にして主体を分類することが考えられます。つまり、主体がどのような状態遷移を実行可能なのかと、主体が状態に対してどのような選好を持っているのか、です。この2つがおおよそ一致していれば似た特性を持った主体として捉えられそうですし、逆にこの2つが一致していなければ別の特性を持った主体として扱った方がよさそうです。



    (2022年度後期@基盤クラスにて)

A展開クラス
  • 主体間の態度を考慮した理論はGMCRが独自に既存理論を拡張したものであると仰っていましたので、GMCRはそれを強みにした理論なのだと認識いたしました。
  • 態度分析において、「ある状態の場合は態度が変化する」ような状況は考えられないのでしょうか。
    (→ 担当講師からの回答)
    状態ごとにその状態における態度がどうなるかを具体的に与えることができれば、おっしゃるような状況を考えることができます。先行研究の中に「状態が変化すると状態に対する選好が変化する」という「選好の変化(preference change)」を扱ったものがありますので、それと似た数理的な表現になるのだと思います。
  • 交渉整合性について背後に二つの仮定があるとありましたが、その二つの仮定が起こりうる可能性を排除するために交渉整合性を定義したという解釈で間違いないでしょうか。
    (→ 担当講師からの回答)
    はい、主体の間で意見交換や説得などの相互作用が起こらない場合についての二つの仮定を反映して、意思決定状況全体として相互作用が起こらない状態、つまり、十分に議論が尽くされた状態としての交渉整合性を定義してあります。
  • 提携分析、態度分析はいずれも主体単体ではなく、主体間の集合に着目して分析したものですが、そちらの使い分けの基準が気になりました。
    (→ 担当講師からの回答)
    ある提携が形成されるには、そのメンバーの間の態度が肯定的である必要があると考えられますので、そのような条件を使って提携の実現可能性を考慮した分析方法を開発することも考えられます。
  • 今回学んだフレームワークは日常生活における集団内での合意形成から国際政治における合意形成まで幅は広い事象の帰結の予想に応用出来る可能性があるように思います。やはり具体の事例に当てはめたり図解したりすることがモデルの理解に役立ちました。
  • 難易度が高くなってきたな…という気持ちです。定理自体は理解できたとしても、その証明が追えていないため、時間を見つけて追いつきたく思います。
    (→ 担当講師からの回答)
    数理的な証明が追えていなくても、定理の意味や解釈ができていれば、まずは十分と思います。



    (2022年度後期A展開クラスにて)

【B俯瞰クラス】
  • 統一モデルにより、より現実に起こりうる結果を、精度を上げて予測する可能性があるように思いました。
  • 俯瞰クラスは仕事の関係で、初回を全部、2回目も前半を欠席したため、非常にもったいなかった。
  • 史実の事例に分析枠組みを適用した研究結果を紹介していただき、理解が進みました。
  • 東工大の社会人セミナーでは、次年度も合意形成セミナー、ビジネスプロセスマネジメントでお世話になる予定です。よろしくお願いします。
    (→ 担当講師からの回答)
    ありがとうございます。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
  • 今回のクラスで世界情勢など複雑で大きな状況が例示されるようになってきました。それは多くの概念が登場したということもありますが、許容という概念の出現が特に大きかったのだと思いました。
  • 今までに許容の閾値を読み違えたことがあれば、その理由やどういったところで間違いやすいのか、についてお伺いしたいです。何卒宜しくお願い致します。
    (→ 担当講師からの回答)
    許容の閾値を把握することは、選好を把握するのと同様に、難しいことです。正確な把握を目指すことも重要ですが、一方で、許容の閾値が変わったらどのような結末になりそうか、という感度分析を行うことで得られる知見も多いと思います。



    (2022年度後期B俯瞰クラスにて)

【C実践クラス】
  • 発表の準備にはかなりの時間を要しましたが、楽しく活動できたと思います。4か月ありがとうございました。
  • 4カ月ほどありがとうございました。お世話になりました。



    (2022年度後期C実践クラスにて)



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