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セミナーの様子PHOTOS & COMMENTS

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受講生の感想(2020年度後期)


【@基盤クラス】
  • 抽象的な概念について個別に例を出して説明してくださったり、セッションの最後に質問をする時間を設けてくださったため、初学者の私にも理解しやすい内容でした。また、他の参加者の方との意見交換の時間もあり、非常に有意義な講座だと感じています。社会人セミナーということでしたが、基礎からの受講によって理解が更に深まると考えています。
  • 講師2名という大変贅沢な状況で開講していただき、感謝いたします。ご教授いただいた概念についてはしっかりと理解できたと思っておりますので、次のクラスからは各分析について一歩引いた視点から見ることができるようになりたいです。
  • 対立的な要素を含む現実の問題をモデル化して考えるという作業は、現状を理解したりよりよい選択肢を考案する上で非常に有用と思いました。また、現実をモデル化することそのものにも知的な楽しさがあると思います。オンライン会議形式であることによって社会人の参加ハードルが低くなるだけでなく、必然的に参加型の内容となるため議論・質問が活発となり、集中しやすいというメリットがありました。もし可能であれば録画機能などによって、復習ができるとよりありがたいです。


    (2020年度後期@基盤クラスにて)

【A展開クラス】
  • 社会の構造についてこれまで考えたことがあまりありませんでしたが、組織や集団の一員としてその構造や社会的意思決定までの道筋をたどってみたいという気持ちになりました。
  • GMCRを全く知らない状態での受講でしたが講師の説明だけでなく、質問の機会が多く、また他の受講生の質問やその解答も見ることができるため、様々な方法で学びを深めることができたと思います。今回の講義はGMCRと社会ネットワークとの融合モデルがテーマであり、会議や選挙の状況を肯定的または否定的な態度を考慮したうえで説明・分析することができ、一人の社会人として新たな状況の捉え方を学ぶことができました。
  • 基盤クラスで学んだ分析方法と比較して、より複雑な人間関係や組織間の構造に着目した分析が多かったため、分析を現実に起こる問題に当てはめることができ、非常に有意義な時間でした。これまで社会心理学を少しだけ大学の授業で学んだことがありますが、人間関係や意思決定状況を分析する際に研究方法としてインタビュー調査やアンケート調査、観察調査などを用いていることが多い気がしました。対象が変われば結果も大きく変わってきてしまうのではないかと疑問に思っていましたが、今回セミナーで学んだ分析では結果を数字や定理で導けるため、より現実的で説得力を持った分析が可能なのではないかと考えました。
  • 3回のセッション、とても楽しく受講させていただきました。GMCRによって他にどんなことが言えるのか、まだまだ知らないことだらけなので好奇心があります。次回以降のクラスも楽しみです。
  • 会議や選挙といった意思決定状況をグラフで表現し、会議の停滞や安定性について数学的に考察する手法を学ぶことができました。
  • GMCRに主体間の「態度」を入れることで、組織において生じる事象に関してよりリアルに記述しうることがわかりました。
  • 現実の社会を抽象化して眺めることは、俯瞰的な視点から状況を捉えて問題の真の要因(ボトルネック)を探ったり、予測される帰結から対応策を練る上で非常に有用と感じました。この講座の良いところは、単なる抽象論に終始せずに、人々の関係性などの分野横断的な要素を導入し、現実の問題に対応するための視点を提供してくれるところです。自身のこれまでの経験や知識をアップデートするきっかけを得ることができました。オンライン形式による講義は、大教室の講義よりも教師との距離が近くなるという点は意外な発見でした。質問やコメントを気軽に行えるとともに、後日それらへのフィードバックを得ることができる点は対面式の講義よりも充実しているとも言えそうです。
  • 今まで特に気にしていなかったコミュニティーにおけるグループ形成をローカルな関係と繋げることが出来ました。個人利益だけでなく、周りの人間関係を取り込んで集団の意思決定を考えた場合の方がより現実的で(数式上は複雑ですが)分かりやすかったです。
  • 受けていなかった基盤クラスの内容についても詳しく教えていただけたおかげで、後半の態度分析部分についても理解ができました。大まかな内容は理解できたのですが、賢者の贈り物を完全には理解できなかったので、もう少し詳しい説明、もしくは別の例もあると嬉しかったです。
  • これまでの会議で、進行が上手くいかなかったり意見が衝突したりした経験や、個人の人間関係における接し方、難しさをこれだけ論理的に考えられる機会は初めてだったので、素晴らしい講義だと思います。今後、会議で進行役やファシリテーターなどを努める際には、いただいた計算機を用いて、会議がどのような方向に進んでいくか予想が出来るだけでも、非常に役立つことと思います。展開コースを開催頂いた講師の皆様方、誠に有難うございました。


    (2020年度後期A展開クラスにて)

【B俯瞰クラス】
  • 許容会議の分析において、意思決定ルールや勝利提携を導入してモデル分析することで議論の終着点となりそうな点を理解することができた。
  • グラフモデルを用いて現実の状態を分析する際は、十分な調査を行なって、起こりうる状態を整理するなどの準備が非常に重要だと感じました。また、会議などの現実の場だけでなく、承認権限の付与などシステムの設計にもGMCRを適用できると知り、知見が広がりました。
  • これまでのクラスで学んできた意思決定の枠組みを融合するグラフモデルや、会議など身近な場面でも応用できる意思決定モデルを学ぶことができ、今後より理解を深めることができれば、実社会の課題解決にも役立たせることができると感じています。
  • よくわからないこと(言語化できること/できないことも含めて)がまだまだ沢山あります。来月から始まる最後のクラスで、具体例に沿って考えることで、もう少しGMCRなどの理論・考え方と友達になれたらいいなと思っています。
  • 今まで学んできた数学は、すでにある程度調べられたものを後から学んでいくような形(いわゆる勉強)だったのですが、実際に現在進行形で研究が進められている数学のお話を聞くことができるのは、いままでと違う感触がして心地よいです。このような機会を与えて下さり改めて感謝申し上げます。ありがとうございます。
  • 「基盤クラス」でグラフモデルという世の中を見るための新しい目を与えて頂き、「展開クラス」でその目で見る対象を広げて頂き、今回の「俯瞰クラス」ではそれらの対象たちを離れたところから統合して見る、ということをご教授頂いたと思います。このような講義展開の工夫により、新しいことを学ぶことの充実感を最大限に感じさせて頂いていると思います。
  • この講義を受けて、社会の様々な状況をモデル化し、その関係性を捉えようとする「思考回路」を得ることができました。自分の頭の中のOSをアップデートできた気持ちです。具体的には、複雑なものを簡単に説明することが以前よりもうまくできるようになった気がします。実際に、仕事の場で、難しい問題を理論化してわかりやすく説明する上で役立ちました。
  • 前回のクラスよりも難しいものだった。扱える範囲は広くなっていて楽しかった。
  • 前クラスに比べて難易度が大きく上がっている印象を受けた。特に主体の選好や許容度、先読みの因子などが増えてきて、数式で納得、イメージするのが困難になってまいりました。やはり囚人のジレンマといった具体的な状況で考えてみたり、計算機を実際に用いたり、結果を自分なりに分析できるところまでイメージをつけていきたいと思います。次回の実践編を非常に楽しみにしております。


    (2020年度後期B俯瞰クラスにて)

【C実践クラス】
  • 短い期間でしたが、ありがとうございました。新しく出会った方々と共にセミナーに取り組めてとても嬉しく思っております。今後ともよろしくお願い致します。
  • 実践クラスではチームでの発表を通して、グラフモデルの復習と、現実に近い状況をモデル化し分析評価を行いました。特に現実のモデル化では当てはめたグラフモデルの分析評価から現実でとるべき行動などへの示唆が得ることができ、有意義な時間になりました。また、講義としてチームで一度実践することで、講義終了後に現実のモデル化を行うことへのハードルが下がりました。
  • ○この3か月で自分はどのように変化したのかを振り返ることは難しいことだと思いました。どうしても他人と比較しがちで、自身の理解の変遷をたどることをないがしろにしがちなのですが、そうすると常に他人の理解に気を取られ(他人の理解は目に見えないから過大評価してしまい翻って自分を過小評価し)自身に対して否定的態度をとりがちになっていくので、自分の変化に気づけるようになりたいと思いました。(3か月前は知らなかったこと:主体、状態、遷移、選好にて集団の合意などを予測・分析する数学があること。集団の中で相手・自分に対する態度から集団がどのように分離するかやどんな安定な状態に落ち着きそうかが言えること。)
    ○3か月の間、受講させていただき、ほかでは聞くことのできない貴重な考え方を学ばせていただきました。猪原先生、加藤先生、またGMCRの運営の方々には大変感謝しております。本当にありがとうございました。また偶然同じ時期に受講していたメンバーの方々にも質問や議論などで大変お世話になりました。本当にありがとうございました。
  • GMCRを学ぶのは初めてでしたが、非常にわかりやすく学ぶことができました。今後の業務にも活かせるような内容で、受講してよかったと感じています。またお話しする機会がございましたらよろしくお願い致します。
  • とてもためになるセミナーでした。知り合いに勧めます!
  • 3か月間、ありがとうございました。非常に良い講義でした。
  • これまでは個人ワーク中心であったため、今回のように分析のところまで協力して行ったのは非常に新鮮であった。情報共有を、基本的にメールで行っていたのだがもう少し軽快に情報共有できるツール(チャットなど?)を用いればよかったかと思います。これまでのセミナー、誠に有り難うございました。GMCRという概念に出会えて、物事を俯瞰的に見られる面白さを知れて嬉しいです。どうも、有難うございました。


    (2020年度後期C実践クラスにて)

【総合コース修了者】
  • 様々なフレームワークを学ぶことができたため、非常に充実したセミナーだったと感じています。特に、実践クラスで行ったフレームワークレクチャーやプレゼンテーションでは、自分の言葉で言語化することで、理解を深めることができ大変貴重な経験でした。学生という立場で参加しましたが、社会人の方々とグループワークを行う過程で、話し合いの進め方や役割分担、期限の設定の仕方などについても学ぶものが多くあり、視野を広げるきっかけにもなりました。組織内の全員が完全に満足して意思決定を行うことは、現実世界では容易ではなく、少なからず不満が生じてしまうことがありますが、GMCRを応用することで、説得力を持ったより良い意思決定ができるようになるのではと考えました。
  • 基盤クラスから実践クラスまで通して、とても充実した学習をさせて頂きました。ここで学んだことを活かして、より良い社会の実現に貢献したいと強く思いました。実際に取り組もうと考えているのが「長崎市を働きながら子育てしやすい自治体にする」ということです。最終的な成果として、財政的なコンフリクトを解消しつつ制度の実装を可能にする方策の提案を長崎市に対しておこないたいと考えています。
  • ○実践クラスでは実際の問題状況をモデル化するという点と、それを分析してみるという二つの点で楽しさがありました。実際の分析では容易には納得できる結果が得られないことが多かったですが、分析を行うために「問題状況をモデル化する」という作業だけでも状況を整理・理解・説明する上で役に立つと感じました。
    ○GMCRは、非常に汎用度の高い分析ツールであると感じました。幅広い分野での分析に活用できるのではないでしょうか(例えば、経済、経営、防衛、社会、文化、宗教、文学、法律、心理、歴史、哲学の研究など)。多様な分野での活用から新たなGMCRが生まれてくる余地もありそうです。今後も自身の仕事に活かしつつ、楽しみながら学んでいきたいと思いました。


    (2020年度後期総合コース修了者3名と講師陣)


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