本文へスキップ

"Consensus Building" Seminar

セミナーの様子COMMEMTS

受講生の感想(2023年度)


【@初回導入セッション】
  • 「合意形成学」という学問があることを知ってから、ずっと気になっていました。「荒れた対立の矢面に立って怒られてばっかりですよ」「でもそれができるのは人間に興味があるからかも」YES!そうじゃないと傷つきまくってできません(苦笑)。直前までそんな対立の現場が長引いて遅刻してしまったのですが(笑)、そんな会話も自然にできる、知見豊富な教授陣と様々な現場を持つ学びの同志たちと出会えた初日からもうワクワクしています。「どんな難しい話し合いでも、クリエイティブな展開に持っていける切り口があるんじゃないか」という豊田さんの言葉に深く共感し、私もそれをずっと模索して来た13年だったなとふと振り返る時間でもありました。死ぬ前に、少しでもそれが上手くできる人類になっている景色が見たい。大げさでなく、心からそう願っているので、皆さんとともに学び、還元できるようになりたいと思います!これからよろしくお願いいたします。
  • 多様な方々が受講者におられることがよくわかりました。セミナーで予定されている内容の他、受講者の皆様の技術や悩みなども、少しずつ知ることができれば、それも幅広い学びになるように思いました。ありがとうございました。
  • 視野の広さ、社会について何も知らないということを実感しました。自分に持っていない視点や、経験したことのないお話を皆様のお話を伺う中で知ることが出来ました。とても刺激的で、これからのセッション、自分の視野や知らないことが知れると考えるとワクワクします。私自身まだまだ知らないことばかりで、話についていくので精一杯になっていたところがあり、自分自身の勉強不足さを実感しました。次回以降のセッションでは、話についていくだけでなく、自らの意見を発表し、有意義な時間を過ごせるようにしていきたいです。
  • 今回は、初回のゼミでしたが、期待を感じさせてくれた内容であり、次回以降のゼミも楽しみです。知らないことを学ぶことは、いつになっても楽しいものであり、また新しいクラスメートと関われることも楽しみです。社会人としても、定年を過ぎると実用的な学問から、趣味的な学問に移ったりしますが、今は、この年でも新しい学問をきちんと理解し、今後の仕事・新たな仕事に納得を持った仕事ができるように奮闘したいと思います。皆さん、よろしくお願いいたします。
  • 錦澤先生が各人の受講動機を読んで「効率的な合意形成」というニュアンスの表現が気になるとコメントされていました。これは、合意形成は時間をかけて行うものであり、効率性を求めると上手くいかないということなのかなと推察しました。私も合意形成は時間をかけて行う必要があると思います。しかし、不要な手戻り等を避けることは必要と考えており、その意味での効率性は重要なのかなと考えております。議論する時間がなかったのでご意見いただければ幸いです。
  • 豊田先生とのお話の中で、「個々の信頼関係より、プロセスを信頼してもらえるとよい」というアドバイスを頂きました。プロセスが大事ということ、学びになりました。ただ、「個々の信頼関係 <プロセス」というところが腑に落ちなかったです。個々の信頼関係とプロセスは両方同程度に重要なのではないかと思ってしまいます。議論する時間がなかったのでご意見いただければ幸いです。
  • 自己紹介ワークはとてもいいですね。みなさんに興味を持ちました。合意形成に取り組んでいる方々がいることがわかり、なんだかうれしくなりました。
  • 参加者のバックグラウンドと関心事に多様性があるので、自分には持ち合わせていなかった観点からの意見が聞けることを期待します。
  • 合意形成に関するさまざまなアプローチを学び、実社会で“異種格闘技”的に実践出来るようになりたいものです。
  • 自己紹介を伺えた8名の方だけでも、同じ立場の人がいなかったことに驚いた。これが坂野先生や錦澤先生のおっしゃっていた「合意形成には多様な学問(バックグラウンド)が関わっている」ということなのだろう。ただ、話し合いの場をマネジメントする立場、ファシリテートする立場の方がやはり多いのだと感じた。皆さんの抱える業務内容や課題も多岐にわたっていた。とても重要なものが多く、自分は大したことがないのだと思えただけでもだいぶ気持ちが楽になった。ひとつ、自身の自己紹介で補足させていただくと、話し合いの場で「負ける、自分の思い通りにいかない」と表現したのは、結論が出ている会議や意見交換よりも一方的に要望を言われるだけの場、議事録があるにも関わらず振出しに戻る会議などである。私はまだ直近の課題があるわけではないため、講義では話し合いの場の参加者という立場で意見が出せれば良いと思う。最後に要望だが、今回自己紹介を伺えなかった参加者もいるため、受講生の「自己紹介カード」もどこかで拝見できるとありがたい。
  • 各方面の受講生がいらっしゃることに驚きました。「合意形成」の多様性なるものを(受講する前から)感じてしまいました。
  • 「様々な場面を対象として合意形成の内容や形成方法が研究されているということを知り」、今後の個別の講義へ勉強意欲が湧いてきました。
  • 坂野先生のご説明にあった、「ミニパブリックス型の手法は、第一に、一人一票の投票権を持った有権者によって選ばれた代表者グループよりも無作為抽出市民のほうが代表性が高い」、「このように選出された市民による討議の場は、討議倫理に基づいたコミュニケーションを実現しやすい」という前提が、適切な手続きに基づいて運用されれば実現することがわかってきているという点は、立候補および投票を伴う選挙と議会がセットだと考えてきた私にはショッキングでもあり、同時に納得感があるものでもありました。立候補をした者の中から投票によって代表者を選ぶプロセスにおいて、立候補者は人口全体から見れば圧倒的にマイノリティであり、立候補をしない者に比べて立候補をする強いインセンティブがあるので、代表性が低くなってしまうということなのかなと考えています。一方で、議題によっては合意形成に一定程度の前提知識が要求されるものもあると考えており、無作為抽出された市民=同じ市民から見て十分な前提知識がないように見受けられる者が形成した合意にその他の市民が「納得」できるのか、またコミュニティ全体に関わる意思決定をしたくないという者の意向にはどのように向き合うのかという点を、次回の講義の中で考えていきたいです。
  • これまで存じ上げなかった多彩な分野でご研究中の先生方や、様々なキャリアの受講生の方と3か月間じっくりお付き合いできそうで大変楽しみです。
  • 一言で合意形成学と言っても、哲学や環境政策学或いは経営マネジメントにまで多岐に亘る勉強が可能であるように思われ、大変楽しみです。
  • 理論だけではなく、実プロジェクトや合意形成の現場での体験談を先生方、受講者の皆さんと交わせる期待が大きいです。
  • 恐らく学問の分野を超えた学際的な研究であると思われるので、今後の人生にも役立つ示唆を得られるのではないかと期待しています。
  • 4つのブレークアウトルームで、各部屋2〜3名が同じ方だったため、一度も一緒になっていない人が数人いらっしゃると思います。もう一度機会があればうれしいです。
  • 稚拙な内容かつ僭越ではございますが、1つだけ提案をさせて頂きたく存じます。今回のセッション(導入セッション)では、様々な方が様々な領域において合意形成を意識されていることを認識できました。参加者の方のご了承を得られることが前提ではございますが、参加者の方が興味を持たれている(意識させている)合意形成の内容やその動機などを一覧表にまとめて、参加者の方、講師の方で共有することは有効な手法であると思います。これにより、効果的な情報や意見の交換ができると思った次第です。
  • 様々な場面で日々「合意形成」を実践されている、先生方や受講生の方々の体験を聞くことができ大変勉強になりました。また、グループセッションの際にファシリテーションをされる先生方の対話の場を温めるような話しぶりが、合意形成の現場や理論を体得した方たちだからことできる手腕を発揮されているように感じられました。合意形成学の理論上の成り立ちも興味深いが、それと共に実践的な合意形成の手法についても学び体得できることを期待しています。


    (2023年度@初回導入セッションにて)


前ページに戻る